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とものひとりごと

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久しぶりに読書。 パート2

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久しぶりに読んだ本です。


「103歳になってわかったこと」

美術家、篠田桃紅(しのだとこう)さんの本です。


この方は、書道をしている人の間では有名の方のようで

墨を用いた抽象表現主義者として

世界的に広く知れ渡っているそうです。


申し訳ないのですが、私は初めて聞く名前です。



彼女の本を読んで、一番心に残った言葉は

亡くなる時は、こうしよう、とか いつ死んでもいいなど思ったことがなく

なにも一切思っていないという事。


考えてもどうにもならないし、産まれて死ぬことは、いくら人が考えても

解るものではなく、自然のはからいによるもので

人の知能の外、人の領域ではない。


人の領域ではないことに、思いをめぐらせても真理に近づくことは

できないので、一切を考えず、毎日を自然体で生きるように心がけている。


というくだりです。


だから考えることをやめれば、死は怖くない。

人は老いて、日常が「無」の境地に至り

やがて本当の「無」を迎える それが死である。


う~~む。 なるほど。 さすが、103歳の方のいう事は素晴らしい。


大正生まれの方は強い。



まだ、いろいろな素晴らしい話が詰まっていて


とても良い本だと感心いたしました。
by tmk331027 | 2015-05-15 17:21 |

浜松生まれの今は千葉県人です


by tmk331027