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とものひとりごと

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母の親友。

実母は、秋田から中学を卒業してから関東に集団就職してきました。
その後、2年下の秋田の隣に住む、女の子、Hさんが母を慕って
母の元に移り住んできました。

お互い結婚して、同じ時期に子供も出来て,すぐ近くにお互い家を建て

私などは、子供の頃、Hさんの子供達と一緒に遊んで楽しい思い出がいっぱい。

Hおばさんは、元気で明るくて、見た目も若くて・・
いつも帰省すると必ず、お土産を届けに顔を見せていました。毎年です。


ところが、1年ぐらい前から、Hおばさんに、不可思議な症状が現れたようです。
見えない物が見える。 誰もいない部屋に人が見える。

結局・・霊が見えるとかそんなものではなく
レビー小体型認知症という病気にかかっていたんです。

この認知症は物忘れとか・・そういう症状より、見えない物が見えるという
幻視が特徴のようで、あまり知られてないようですが
認知症患者の約2割がそうであるようです。


いつも一緒に出掛けたり、昔から仲の良かった友達の異変で
母もショックが隠せないです。
毎日、彼女の家に行って話し相手になり、進まない様にしてあげている様です。
母が家に帰ろうとすると泣くそうです。
また、母が畑をやっているので、腰は痛くないかとか心配もしてくれるようです。
そして、母が遊びに行くとピッタリと母の横から離れないと話していました。
きっと長い間、友達でいて母が頼りだったし好きだったんでしょうね。
どんな時も母に愚痴とか言っていましたもの。認知症になっても
好きな人は解っているようです。友達ってすごいんですね。


今日、母からの写メで移った、叔母さんは、70代でありながら
腰は曲がり、目はうつろで、まるで90歳位のおばあさんの様でショックでした。


明るくて、元気なおばさんが、なぜなったのか? 不明ですが
歳をとるという事はこういう事なんだ・・・
これが現実なんだ・・と悲しいけど思いました。

母も周りの方が亡くなったりとショックな事も多いのですが
今回の件は、かなりのショックだと思います。

1年前は普通に元気だったHさんが、今は見るのも辛い感じだから。


今度、浜松に帰ったらHさんには会おうと思っています。
解るうちに会っておかねば・・・。


つくづく、歳をとる事の意味を、母世代が教えてくれています。

そう思うと今日という日を、大切に大切に・・なかなか出来ないけど
後悔のない様に楽しく過ごしていきたいなと感じているこの頃です。
浜松にも帰る回数を増やしていかなければいけないな・・。

by tmk331027 | 2016-07-06 20:47 | つぶやき

浜松生まれの今は千葉県人です


by tmk331027